対話形式でとってもわかりやすい「魂の法則」
本書はいわゆるスピリチュアル系の本です。
本書の特徴はなんといっても「わかりやすい」こと。
スピリチュアル系の本を読んでもさっぱり理解できない、という人にオススメです。
1 悩んでも自分自身で経験することが大切
今現在のつらい生活から逃れるためにスピリチュアルの本を読んでいるかもしれません。
しかし、苦しくても自分でそれを経験し乗り越えることに意味があります。
子供の成長に例えて考えればわかります。
自分の足で立つことができないからといって、大人がいつも子供をおんぶしてあげていたらどうなるか?
その子供は決して成長することができず、自分で歩くことができないでしょう。
人生に於ける辛く苦しいこともコレと同じ。
自分で経験することに価値があるのです。
2 他人に対してすることは自分自身に対してすることである
自分がしたことは必ず帰ってくる、とよく言われます。
本書によれば、まさにそのとおりで、他人にしたことは全て自分にすることと同じだそうです。
これが事実だとすると、自分の人生を振り返ってどうでしょうか?
恐ろしいと思う人もいれば、全く問題ないと思う人もいると思います。
どちらにせよ今からでも遅くありません。
自分がして欲しいと思うことを他人にしましょう。
3 魂の世界では物的なものは評価されない
魂の世界を信じるのであれば、その世界では富は全く評価されないと知っておきましょう。
ではなにが魂の世界では評価されるのか?
それは魂としての成長度合いだそうです。
よくお金は天国にもっていけない、などと言いますがそのとおりですね。
持っていけるのは、生きている時にどのような経験をして魂として成長できたかという1点に限られます。
4 まとめ
スピリチュアルが嫌いな人は多いと思います。
そういう人はスピリチュアルの世界は真実ではなく虚構だとよく主張します。
しかし私からすると、スピリチュアルの世界が真実かどうかはあまり関係ありません。
その世界がウソであろうとも、そこで言われていることがより良く生きるために役立つのであれば、使えばいいのです。
ビジネス書のひとつの分野であると割りきって読めばどんな人でも役に立つ本だといえます。
スピリチュアルの本は抽象的な話に終始してわかりにく本が多いのが実際ですが、本書は具体例がたくさん書いてありとってもわかりやすくオススメです。
是非みなさんに一読されることをオススメします。
本書は著者が本書の内容をたくさんの人に知ってほしいと考えているため、著者と訳者の印税が放棄されているようです。
また、著者のサイトに行けばPDFで同じ内容が読めるようですが、このような価値ある本を出版する出版社を応援する意味でも書籍を購入して欲しいと思います。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★★
印象にのこったフレーズ要約
頭は、君たちの住む物質界のありさまに多大に影響されている。
実際、自分の霊に成し得た変化だけが、死ぬ時に持っていける唯一のものだ。なぜなら、物的な成果はすべて、物質界に残るのだ。
実践したい3つのポイント
- 死ぬまでに経験したいことを書き出す
- 死んだ時に周りにどう思われたいか考える
- 他人にしてほしいことを書き出す