億万長者ってどんな人？「となりの億万長者」

日本ではお金の話をあからさまにすることは敬遠されます。

そのため友人知人の経済事情などはまったくわからないのが普通です。

しかし億万長者と呼ばれる人は実際に存在します。

本書はそんな億万長者のリアルな姿にせまった一冊です。

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

本書は数多くの億万長者への取材を基にして、億万長者に共通する特徴や考え方を教えてくれます。

まさにミリオネア・マインドがわかり易く説明されています。

本書の考え方と同じ考え方をすれば、いずれ億万長者になれるようなきがします。

以下、億万長者に共通する点から、コレはというものを挙げていきます。

１　億万長者の見かけは地味である

億万長者といえば、ロールスロイスに乗り、高級なスーツに高級腕時計をはめて、高そうなピカピカの靴を履いている・・・と思いがちです。

しかし、そんなステレオタイプな億万長者はあまりいません。

ジーンズにTシャツという地味でどこにでもいるような格好をしている人が億万長者なのです。

かれらがそうする理由の一番は、わざわざ自分を飾り立てる必要がないからです。

またわかりやすいお金持ちの格好をしていると妬みを受けやすいという点も挙げられます。

２　相続や親からの援助で億万長者になる人は少ない

私達のイメージでは、親からの莫大な相続財産で億万長者になった人はすごく多いように感じます。

しかし実際の調査ではそんなことはなく、調査対象となった億万長者の過半数は両親から１円も財産を相続していないとのことです。

つまり億万長者の大半は、自分一人の力で財産を築き上げたことになります。

お金持ちになるためには、親の財産を期待せず自分で稼ぐ必要があるようです。

３　お金より大切なものを重視している

億万長者は、「おかね、おかね」とお金だけを重視しているイメージがあります。

しかし彼らは、お金以外に大切なものがたくさんあることを理解しています。

たとえばそれは、時間であったり、健康、家族、友人、自由などです。

いくらお金があっても、これらのものがないと幸せにはなれません。

お金だけを重視すると逆にこれらのものを失います。

億万長者は人生を楽しむために本当に必要なものを知っているのです。

以上まとめてみましたが、本記事では紹介できないほど、なるほど！と思うポイントがたくさんあります。

お金持ちになりたい人にはオススメの一冊です。

翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜

オススメ度★５つ満点中

★★★

読みやすさ★５つ満点中

★★★★

印象にのこったフレーズ要約

「彼らは収入よりはるかに低い支出で生活する」

「彼らは世間体よりお金の心配をしないことの方を重視する」

「クイズ番組で奨学金が景品にならないのはみんなすぐに使える物を欲しがるからだ」

「食費、衣料費、住居にいくらつかったか覚えていますか」

「経済的援助が少ないほど子供は蓄財する。多ければ蓄財しない」

「子供にお金より大切なことを教える」

 実践したい３つのポイント

1. 毎月の家計簿を付ける
2. 資産運用に時間を割く
3. お金以外の資産を確認する

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則