ワクワクとお金は両立するか「ワクワク仕事をしていれば自然とお金はやってくる」

好きなことをしていればお金はあとからついてくる。

よく言われる言葉ですが、本当なのか？と感じるのが正直なところです。

本書では、たくさん事例をもとに好きな仕事をすればお金はやってくることを教えてくれる一冊です。

ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる (VOICE新書 001)

１　お金はゴールではない

私達は幸せな生活、人生の目的＝お金、と考えてしまいがちです。

しかしそれは成功ではありません。

真の成功とは、自己表現、自己信頼、自己実現に他なりません。

自己表現や自己実現を達成したとき、それにお金がついてくるのです。

２　仕事＝自己表現の場である

アーティストは、絵や音楽といった自己表現を仕事にしています。

そして著者は、全ての仕事を自己表現の場として捉えることができると言います。

そうするとどんな仕事をしていてもアーティストになれるのです。

最近ビジネスマンはアーティストでなければ成功しないという内容の本が多くでいていますが、これと同じことかもしれません。

３　自分のしたいことを実現しているモデルを探す

では実際どうすればワクワクしたことを仕事にしてお金をえるのか？

その答えのひとつは既にそれを達成している自分の理想のモデルを探すということです。

モデルが見つかれば、具体的なイメージを持つことができます。

それだけで、何をすべきか具体的なステップがわかることでしょう。

４　ご褒美リストから大切な価値観を知る

自分がなににワクワクするのかわからないという人にオススメの方法です。

休日になったらしたい、自分にとってのご褒美をリストアップします。

それから、そのご褒美リストに共通する価値観をあぶりだします。

例えば、子どもとあそぶ、妻と食事にいく、がご褒美リストにあれば、共通する価値観は「家族を大切にする」というものです。

５　まとめ

以上まとめてみました。

本書は、なぜワクワクすることを仕事にすればお金がついてくるのかを説明しているだけでなく、どうすればワクワクすることが見つかるかも教えてくれる本です。

自分がどんなことにワクワクするのかわからない、という人にオススメです。

翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜

オススメ度★５つ満点中

★★★

読みやすさ★５つ満点中

★★★

印象にのこったフレーズ要約

「成功する人はあらゆることに対して意思を持って行動している」

「自分の才能を認めることより力がないと思っていたほうが楽である。人から批判を受けることもない」

「すべきこと、をしているだけの人生では喜びや満足は得られない。いままで考えてきたするべきことを見なおしてみることが重要である」

「極限られたひとだけが自分の中にある表現したいもののために仕事をしている」

「社会的に認められない仕事についたときでも、自分なりの成功を定義して仕事に打ち込む必要がある」

「確固たるアイデンティティをもっている人は、他人から指示されなくても気にかけない。そしていまここ、と本人の仕事に没頭できる」

  実践したい３つのポイント

1. ご褒美リストをつくる
2. ご褒美リストから共通する価値観をあぶりだす
3. 自分が理想とする生活を送っているモデルを探す

ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる (VOICE新書 001)

ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる