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自分をさらけだして道を開く「本当の勇気は「弱さ」を認めること」

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だれもが本当の自分をさらけ出すことには恐怖を覚えます。

 

しかし本書では、恐怖を乗り越え自分をさらけだすことで人生がひらけるという事実を教えてくれます。

 

自分をさらけ出すとはどういうことか?それを知りたい人は必見です。

 

 

 

本当の勇気は「弱さ」を認めること

本当の勇気は「弱さ」を認めること

 

 

1 トラウマ経験を打ち明けないことは経験そのものより有害

幼いころのトラウマ経験は誰でも明らかにしたくないものです。

 

しかし、実際トラウマ経験そのものより、トラウマ経験をだれにも明かさず、自分の内側に閉じ込めておくことに方が有害になります。

 

なぜなら、自分の内側に閉じ込めることで何度も何度もその経験を繰り返し体感することになり、自分を痛め続ける結果となるからです。

 

2 境界線を引くことで豊かな人生は引き寄せられる

私達は、どうでもいい人達とどうでもいい時間を過ごしてしまいがちです。

 

豊かな人生を送るためには自分が大切なモノを明確にして、それに属さないものに線引をする必要があります。

 

そうすることで、無駄なエネルギーの浪費を防止し、大切な家族や友人とのつながりを大切にすることができるのです。

 

3 傷つく可能性があっても生身の方が良い

自分をさらけ出し、自分に正直に生きることで人は傷つきやすくなります。

 

他人からの批判や誤解などを受けることになるでしょう。

 

しかし、生身の状態でいるほうが、愛や喜び、人とのつながりを豊かに時間できます。

 

傷つく可能性は、偽りなく生きる可能性でもあるのです。

 

あとはどちらの生き方を選択するかの問題です。

 

傷つきやすいけれども人生の豊かさを享受できる生き方と、傷つくことはないけど生きてる実感を感じることのない生き方をです。

 

4 まとめ

 

本書は、傷ついても自分に素直に生きていこう!という著者のメッセージあふれた一冊です。

 

本当の自分を出さざずに毎日を生きている人にオススメの一冊です。

 

翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜

 

オススメ度★5つ満点中

★★★

読みやすさ★5つ満点中

★★★

印象にのこったフレーズ要約

勇気をもって境界線を引くには傷つく可能性を受け入れなければならない」

「人をもののように扱う事はその人の人間性を否定することである相手の魂にも自分自身の魂にも恐ろしいことをしているのだ」
「ジグザグ走行と言うメタファーは私たちが傷つく可能性を避けようとしていかに膨大なエネルギーを費やすかを表現している。本当は正面から向かっていくほうが労力はかからない。」
「人は冷淡を装うことによって傷つく可能性から自分を守ることができる。」
「自己肯定感(私はコレで良いと思える事)は生まれた家庭で始まる」
「問われる事は正しい育て方をしているかではないむしろ私は子供に子育て欲しいと思えるような大人だろうかということだ」
「親の姿勢は親の言葉よりも子供に多くを教える。だからこのように育って欲しいと思えるような人間でなくてはならない」

「私はよく偽りのない心を北極星に例える。けしてそこにたどり着くことができないが正しい方向に進んでるかどうかは確かめられる」
「子どもの自己肯定感をはぐくみたいなら子ども家庭に所属しておりそれには何の条件も必要ないのだということをしっかりと伝えなければならない」
「いちばん勇気のいる大切なことがただそこに出ていくことだということもある」

  実践したい3つのポイント

  1. 過去のトラウマ経験を思いだして書き出す
  2. 断ち切りたい3つの人間関係をリストアップする
  3. どんな子供に育って欲しいか3つリストアップする

 

 

本当の勇気は「弱さ」を認めること

本当の勇気は「弱さ」を認めること