旅に出たくなる投資本?「冒険投資家ジム・ロジャース世界大発見」
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ジムロジャーズ,Jim Rogers,林康史,望月衛
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 30回
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世の中には投資本も旅行記もたくさんあります。
しかしその両方の観点をもった本は少ないでしょう。
本書は世界的に有名な投資家ジム・ロジャースの2年に渡る世界旅行記です。
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ジムロジャーズ,Jim Rogers,林康史,望月衛
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
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1 どうすればできるか?の思考が大切
本書においてジム・ロジャースは大きな黄色いベンツで各国をまわります(表紙の車です)。
先進国であればどもかく、途上国などでは車を入国させるだけで大変です。
しかしジム・ロジャースは交渉や人脈を駆使し、なんとかやりとげます。
やはり大事なのは、「なぜできないのか?」と考えるのではなく「どうすればできるのか?」という思考です。
出来る方法を考える、だけで実際に多くのことができるようになるのです。
2 貧しい国は役人が腐敗する
ジム・ロジャースは行く先々で役人から賄賂を要求されます。
その理由は国が貧しいため役人の給料が安いからです。
日本ではあり得ないことを考えると、やはり日本は豊かであることがわかります。
また、よく公務員の給料を下げるべきなどの議論がありますが、その結果役人が腐敗してしまったら意味がありません。
途上国の国民性で賄賂が横行するのではなく、その原因が貧しさであることは発見でした。
3 ひどい戦争が終わった国にいくとお金持ちになれる
ジム・ロジャースは投資家の視点で各国の経済状況などを評価しています。
その中で指摘されていたことがこれです。
確かに日本も酷い戦争から、急激な経済的復興を果たしました。
そのとき投資していれば、どんな人でもお金持ちになれたでしょう。
世界ではまだまだ戦争が起きています。
これは見方を変えると有望な投資先がまだまだたくさんあるということを意味しています。
4 まとめ
本書は、500頁超ある本ですが、著者の語り口や次々におこるトラブルがおもしろく一気に読めてしまいます。
同時に世界の経済状況を垣間見ることができます。
投資に興味がある方や、旅行がすきな人にはオススメです。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★★
印象にのこったフレーズ要約
成功した投資家のやり方というのは、ふだんはなにもしないことだ
実践したい3つのポイント
- いま抱えている問題をどうすれば解決できるか考える
- いままで行ったことのない国のことを調べる
- 投資しない選択をする
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: ジムロジャーズ,Jim Rogers,林康史,望月衛
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- メディア: 文庫
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