子育て本の古典的名著「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」
どうすれば子供がいうことを聴いてくれるのか??
子供を持つ親であればだれしも考える悩みでしょう。
本書は出版から30年以上経過した全米ベストセラー本、子育て本の古典的名著です。
子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全
- 作者: アデル・フェイバ,エレイン・マズリッシュ,三津乃・リーディ,中野早苗
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2013/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1 なによりも共感が大切
子どもが親に対して何かを言う時、子供の本当の望みはなんでしょうか?
多くの場合、それは「親にも自分の気持ちをわかってほしい」ということなのです。
それにもかかわらず、多くの親はこともが言った言葉の表面だけを捉えて言葉を返してしまいます。
例えば、「今日〇〇くんと喧嘩したんだ」と子供が言った場合。
多くの親は「それは駄目じゃないか、仲良くしないと」などと言ってしまいます。
そうではなく、「そうか喧嘩したのか、〇〇くんにとても怒りを感じたんだね」
などとまずは気持ちに共感するところから入るのです。
シンプルですが極めて効果的な会話方法だと思います。
2 レッテルを貼らない
大人や親は無意識に子供にレッテルを貼っています。
「この子は、頑固な子だから」「この子はおとなしい子供だから」などなど。
けっして悪気があるわけではありません。
しかし、そのようなレッテル付けは、子供の自分自身に対するイメージに大きな影響を与えてしまいます。
レッテルを貼られた子供は、そのレッテル通りの振る舞いをするようになるのです。
まず大人や親はこれをやめなければいけません。
3 親も失敗を繰り返していい
子育てに悩むあまり、神経質になりすぎてしまう人もいます。
そんなときは、親だって子どもと一緒に失敗を繰り返し成長すればいい、ということを思い返しましょう。
失敗してはいけない!と思うと、かえってうまく立ちまわることができなくなります。
子育てはやり直しのできないものではありません。
4 まとめ
本書は380頁超の大部の本でまさに「大全」というなにふさわしい内容です。
しかし読みにくいといったことはなく、途中にはイラストもあって、意外とすぐに読めてしまう一冊です。
30年以上前から出版されていた本ということだけあって、テクニックだけではない本質的な子育てのヒントが書かれています。
子供をもっているすべての人にオススメの一冊です。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★
印象にのこったフレーズ要約
子供の気持ちを代わって言葉にする。
アドバイスをしないで子供のきもちをそのまま受け入れて返して下さい。
情報を一言でいう
子どもたちは、話したいことは質問されなくても話すものです。
「でも」という言葉は目の前でドアをバタンと閉じられたように感じる。
実践したい3つのポイント
- 子供の質問にすぐに答えない
- 子供の感情を別の言葉で表現する
- 子供にレッテル貼りをしない
子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全
- 作者: アデル・フェイバ,エレイン・マズリッシュ,三津乃・リーディ,中野早苗
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2013/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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