解釈は読み手次第の名作が復帰「かもめのジョナサン 完成版」
かもめのジョナサンといえば読書好きな人なら知らない人はいない名作です。
本書は新たな章を付け加えた完成版です。
新たに付け加えられた章の内容とはなんでしょうか?再読がてら確認するのに最適な一冊です。
- 作者: リチャードバック,ラッセルマンソン,Richard Bach,Russell Munson,五木寛之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
1 自分はすでにもうそこに到達しているのだ、ということを知る
かもめであるにもかかわらず、飛行を極めようとしたジョナサン。
そのジョナサンが飛行の師から瞬間移動の秘訣を教わったときの言葉です。
たんなる物語上のたとえ、と読み取ることもできますが、これぞ目標達成の秘訣を語っているのだと思います。
そうなろうとするのではなく、既にそうなっていることを知る、簡単なようで難しいことです。
2 われわれの肉体は思考そのものである
これも本書で繰り返し語られる言葉です。
思考は現実化する、ではありませんが、同じことを言っているのだと思います。
なぜかもめの話にもかかわらず、こんな台詞がでてくるのか?
それを考えると作者のメッセージが理解できます。
3 行動が9割である
新たに追加されたPart4。
その内容を詳しく書くことはネタバレになりますので控えます。
私が読んだ感想は「行動が9割である」ということ。
なにかを知っているだけや、理解しているだけでは人生は変化しません。
行動こそが初めて現実の人生を変えてくれるのです。
自戒を込めて本書がそのことを教えてくれているような気がしました。
4 まとめ
私は自己啓発書が好きなので、どうしても本書も自己啓発書的に読んでしまいます。
しかし本書が古典的名著とされる理由は読む人によって大きく解釈が分かれる本だからでしょう。
スピリチュアルとしても読めますし、神話としても読むことができます。
全ての人にオススメです。
オススメ度★5つ満点中
★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★★
印象にのこったフレーズ要約
思考の鎖を断つのだ。そうすれば肉体の鎖も断つことになる。
まず、自分はすでにもうそこに到達しているのだ、ということを知ることから始めなくてはならない
実践したい3つのポイント
- 人の全身は思考である、ということの意味を考える
- 目標をすでに達成していたらどうなるか考える
- 行動できていないことを書き出す
- 作者: リチャードバック,ラッセルマンソン,Richard Bach,Russell Munson,五木寛之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る