まず自分にいいことをしよう!「いい人生はいいことをすれば手に入る」
本書のメッセージはとてもシンプルです。
「良いことを考え、良いことを語り、よいことをする」
シンプルながら力強いこれらのメッセージは読む人のこころを動かす力があります。
1 よいことはさざ波のように広がっていく
よいことをすると、たとえそれが小さなことでも広がっていきます。
そして世界中の人々に幸せをもたらします。
著者は、「年に一日よいことをするー善行の日」プロジェクトを始めました。
その結果、善行を受けた人がさらに善行を行い、善行が世界に広がっていきます。
本書で紹介されているいろいろなエピソードを読むと、よいことは本当に広がっていくのだということがわかります。
世界中の人が少しでもよいことを始めればそれは大きな成果になると実感できます。
2 まず自分から
善行をしよう!とかんがえると多くの日本人は自己犠牲的なことを考えてしまいます。
しかし自分が満たされていなければ人に与えることはできません。
まずは自分自身に対してよいことをする必要があります。
一番良いのは「自分が好きなことをする時間をもつ」こと。
読書や、一人になることなど、なんでもよいので自分が好きなことをする時間をつくります。
そうすることでエネルギーがわき、それが周りの人にも伝わっていくのです。
3 あなたが最後のひとおしになるかもしれない
人は自分のする行動のちいささを恥ずかしく思い、行動することをやめてしまいます。
しかしそれは間違っています。
著者は善行を行う人が増えていくと、ある一定の閾値を超えた時一気に善行が世界に広がると主張しています。
そして例え小さな行動であっても、あなたのひとつの行動がその閾値を超える行動になっているのかもしれないと説きます。
そう考えると、どんなに小さな行動でも実行したくなります。
4 まとめ
本書は善行がどのように人々に影響を与えるのかを教えてくれる本です。
翻訳もわかりやすくて読みやすく、あっという間に読了してしまいます。
著者のやさしさを感じることができますので、すこし元気のない人や心が傷ついている人にはオススメの一冊です。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★★★
印象にのこったフレーズ要約
「他の人のためによいことをするのは、自分によいことをするのと同じ」
「世界を豊かにするなら、私達も豊かになります」
「感情からどんな影響をうけるかは、あなた自信が選べます」
「「他人は変えられない」という自然界の法則を受け入れる」
「何に「反対」しているかではなく、何に「賛成」しているかについて語る」
「インターネットによって人類は一つという自覚が高まった」
「この世でいちばんすばらしいのは、だれかを助けること」
実践したい3つのポイント
- 自分が好きなことをする時間を5分とる
- 一日1回善行をしてみる
- 一日悪いニュースを見ないようにする