現代版「人を動かす」これは必読書の書!!「人を動かす2」
D・カーネギーの「人を動かす」は、自己啓発本が好きな人であればだれでも知っている名著中の名著です。
そんな「人を動かす」に「2」がでました。
内容は、ソーシャルメディアなどデジタルな交流が多くなった現代版「人を動かす」。
単に名著の焼き直しではないか?などという読書前の疑念を払拭してくれるほど素晴らしい本でした。
本書は、人とのコミュニケーションをうまくいく方法が書かれています。
その内容は
- 人付き合いの3原則
- 人に好感を持たれる6原則
- 信頼を築く10原則
- 人を帰る8原則
です。
いずれもポイントとなる要素ごとに項目が立てられており大変に読みやすいです。
また、よくもこれだけ集めることができたなと思うほど豊富な事例が紹介されています。
すべての項目が明日からすぐに使える知識ですが、全てを紹介するわけにはいきませんので印象に残った点を紹介します。
1 相手の名前を呼ぶ
人に好感を持たれる原則として紹介されています。
人は意識的にせよ無意識的にせよ自分の名前に愛着をもっているもの。
そのため相手方から自分の名前を連呼されるとそれだけで相手に好意を持つようになります。
この項目を読んだ日に私はたまたま知人と飲むことになっていました。
早速使ってみようと思い、意識的に名前を会話のなかに多用するようにしたところ、たいへん盛り上がり、あっという間に時間がすぎました。
飲み過ぎて二日酔いになってしまったほどです 笑
名前を呼ぶだけで非常に簡単ですが、とってもパワフルなテクニックです。
2 議論しない
信頼を築く10原則という項目で紹介されています。
本書曰く、議論で得られるものはなにもなく、議論に勝っても相手に不快を与え、議論に負けても自分が不快感を得るだけになります。
相手が間違っていることを言っていたり、自分の心情に反することを言っているとついつい議論をしたくなりますが、百害あって一利なしです。
3 恥をかかせない
相手の間違いを見つけた時、ついついそのことを指摘しまいがちです。
しかし大勢の人がいる間で相手の欠点を指摘すれば、それが真実であっても(真実であればあるほど)人を深く傷つけます。
傷つけられた人は決してそのことを忘れません。
いつの日か、その傷ついた不満の気持ちは自分に跳ね返ってくることになります。
4 気高い精神に訴える
人はだれでも高い理想や、崇高な心情を持っています
正確には持っていないかもしれませんが、「持ちたい」という気持ちを持っています。
人のそういった感情に訴えかければ人を動かすことが可能です。
例えば、「この洗剤は地球環境にやさしい」「この水を買うとアフリカの恵まれない子供に水が提供されます」などのメッセージがありますが、これは人の気高い精神にうったえて人を動かす典型例といえます。
その他にもまだまだ有益な情報があります。
人間関係に悩んでいる人にかぎらず、全ての人にオススメの一冊です。
「人を動かす」はもう読んだからいいよ、という人もダマサれたと思って是非読んでみてください!!
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★★★
印象にのこったフレーズ要約
「感情的なことを非言語的な信号なしで送るのは難しい」
「人を行動させたければ欲求を持たせなければならない」
「善行は決して失敗することのない唯一の投資である」(ヘンリーソロー)
「条件が同じなら人は好きな人と取引をする。条件が違っても同じである」
「人の名前を覚えるのが得意というのは多くのリーダーに共通する特徴である」
「最も出世に繋がる要素は「自分の過ちを認めること」である」
実践したい3つのポイント
- 感情に任せてネット上に書き込みがしたくなったら5分間まつ
- 1日5分かけて友達3人のFacebookやブログをチェックする
- 20分以上連続して話をしない
- 毎日15の質問を人にする