それは本当に自分のやりたいことなの?「ブレイクスルー!」
本書のタイトルである「ブレイクスルー」は、何かを突破すること、劇的に人生を変える経験などを意味しています。
本書は、12名の海外ビジネス書作家が1章ずつ執筆している少しめずらしい本です。
それぞれの見方や経験から、人生を変えていく方法や視点を学ぶことができます。
1 無条件で幸福になる方法
人は皆幸福になりたがっています。
しかし多くの人は、「〇〇を手に入れれば」幸せになることができると考えています。
しかしそのような考え方では何時までたっても幸せにはなれません。
なぜなら、他人が保有しているものには際限がないからです。
本書では無条件で幸福になる3つのシンプルな方法を紹介しています。
一つでも実践すれば幸福感を感じることができます。
①喜ばしいことを味わう
②比較をやめる
③静寂に身をおく
2 自分で行動を起こせないと人生が行動を起こさせるようになる
交通事故や身近な人の死などをきっかけにして人生が大きく変わるということがあります。
本書によれば、それは人がいつまでも自分で変わることができないため、人生がそのような変化を引き起こしたものだと考えます。
自分で行動しなければ、行動せざるを得ないようなことが起こります。
それもまた運命かもしれませんが、できるなら自分から行動を起こしたいものです。
変化が起きるのを待つのではなく、自ら変化の原因になることを選びましょう。
3 身も心も今この時にある状態にする
仕事が忙しいと家に帰っても仕事のことばかり考えてしまいます。
そうすると心がこの場所になくなってしまいます。
そのことは周りの人に気づかれます、そして周りの人を傷つけます。
人はどんなときでも「今ここにある状態」でなければなりません。
自分のこころが今ここにあるかを確認しましょう。
4 まとめ
本書を読むといかに「自分のやりたいこと」をすることが大切かわかります。
どんなにお金を稼ぐことができる仕事であっても、自分がやりたいことでなければ行動できません。
勇気をもって自分の心に問いかけることからはじめましょう。
毎日自分のしたいことをしている気がしない、という人にオススメです。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★
印象にのこったフレーズ要約
「思い切り気持ちを吐き出す」
「相手は「あなたを映し出す鏡」」
「明日が来る保証はない」
「幸せは延期すべからず」
「正直に答えて。これが本当に自分のやりたいことなの?」
実践したい3つのポイント
- 心が今どこにあるか問いかける
- 毎日の仕事について「これが本当に自分のやりたいことなの」と問いかける
- 怒りの感情が起きた時それを声にだして録音しあとで聞き直す