思考は現実化する、の悪魔バージョン「悪魔を出し抜け」
自己啓発書が好きな人なら必ず知っていると言っても良い本、
それはナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」です。
本書は、ナポレオン・ヒル氏が悪魔に出会い、悪魔との対話から得られた成功の秘訣を語る本です。
淡々と悪魔との対話が続く本で、自己啓発書としては珍しい形式になっています。
本書は、ナポレオン・ヒル氏が存命の際には、大きな批判を受ける可能性があるとして出版が見送られていました。
内容的には、ヒル氏が悪魔に出会ったことや、当時の宗教や教育批判などがされており、出版による影響が大きかったため、出版が見送られたのでしょう。
内容としては、「思考は現実化する」を読んだことがある人ならば、どこかで聴いたことがある内容です。
明確な目標を持つこと、揺るぎない信念をもつこと、自分の頭で考え流されずに生きることなど、言っていることは他の本でも書かれていることですが、悪魔との対話という形式をとることで別の角度からこれらの要素の重要性がわかり、とても学びになります。
特に「流されずに生きることの重要性」が強調されており、成功するために絶対に避けなければならない習慣はなにかを知ることができます。
自己啓発書が好きであったり、「思考は現実化する」を読んでも今ひとつピンとこなかったかたにはオススメです。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
★★★★
読みやすさ★5つ満点中
★★★
印象にのこったフレーズ要約
「人を成功に導くものは決してその人の外側にあるものではない」
「心はあなたが持つ最も支配的な願望あるいは最も目立つ願望に反応する。これに例外はない」
「失敗した原因で一番多いのは流される習慣である」
「二度三度失敗しても挑戦し続ける人間は一万人に一人もいない」
「どんな人間も目標や目的を明確にすることさえできれば人生で望むものを手にできる」
「時間は不道徳と不正の敵であり、道徳と正義の友である」
実践したい3つのポイント
- 自分が手に入れたい目標や目的を明確にする
- 目標を達成するための計画を明確にする
- 常に自分の頭で考える時間をとる