翻訳ビジネス書専門書評家の読書感想文

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題名に一切の偽りなし!!のスゴイ本「すべてのお金の悩みを永久に解決する方法」

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ビジネス書はときに「題名ちょっと盛り過ぎじゃない??」と感じる本があるのも正直なところです。

 

しかし本書は違います!

 

本書をしっかり読んできちんと実行すれば、タイトル通り「すべてのお金の悩みを永久に解決」できる、そう直感した素晴らしい本です。

 

 

 

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法

 

 

1 お金はなにかである以上物理法則に従う

お金についてのビジネス書は山ほどありますが、本書独自のユニークな点は、お金が物理法則にしたがうという考え方です。

 

詳しくは本書に譲りますが、お金とは「なにか」であり、物理法則に従います。

 

お金における物理法則は、「引き寄せる力」と「引き離す力」です。

 

お金の悩みをなくす方法はシンプルで、引き寄せる力を強め、引き離す力を弱めればいいのです。

 

なんとシンプルな考え方なんでしょう!!

 

 

2 引き寄せる力はアファメーションで強化する

お金を引き寄せる力はアファメーションを利用して強化します。

 

アファメーションは、肯定的な言葉を繰り返し自分に取り込み肯定的なイメージを自分にもたせる手法です。

 

「私は、真っ赤なレクサスに乗っている」などなど。

 

実現したい夢や目標を言葉にし、それを毎日繰り返すのです。

 

アファメーション自体は自己啓発書にはよく出てくることです。

 

本書では、物理学の側面からもその理由を説明しており、改めてなぜアファメーションが効果的なのかを教えてくれます。

 

3 引き離す力は「喜んで与えること」で弱める

引き離す力を弱める方法は「喜んで与えること」。

 

自分の収入の1〜5%を人や団体に与えることを推奨しています。

 

収入の一部を喜んで人に与えること、も自己啓発書ではよくでてきます。

 

本書ではなぜ人に喜んで与えることが重要なのか、一からしっかりと説明してくれています。

 

収入の一部を手放すことには抵抗を感じる人も多いかと思いますが、本書でその理由をしっかり理解すれば容易になるはずです。

 

4 お金への「執着」を「好み」に変える

あるものへ執着しているとその対象物はなかなか手に入りません。

 

ですからお金に執着すると、お金は手に入りません。

 

ではどうすればいいか?

 

それは「執着」を「好み」に変えればいいのです。

 

執着の場合それが手に入らないと、怒りや強い不安を感じます。

 

しかし「好み」であれば、それが手に入ればとても嬉しいですが、手に入らなくても感情の変化はありません。

 

「好み」という言葉が原書ではどのような英単語であったのか気になるところですが、ニュアンスは充分に理解できます。

 

「求めているけど、求めていない」というような感覚でしょうか?

 

その境地に至れば、お金は自然と入ってくるのです。

 

 

4 まとめ

本書はお金に関する本ですが、それ以外の目標にも同じように使える本です。

 

自己啓発書を読んでいる人には目新しい手法とはいえないかもしれませんが、やはり自己実現にとってなにが重要なのかを再認識させてくれます。

 

お金に悩みを持っている人には当然オススメですが、人生の目標を達成したい人全員にオススメです。

 

本書は読むとすぐに行動を起こしたくなる良書です。

 

「読むだけでなく本当に変わってほしい」そんな著者の強い思いがひしひしと伝わる本です。

 

是非ベストセラーになってほしい一冊です。

 

翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜

 

オススメ度★5つ満点中

★★★★★

読みやすさ★5つ満点中

★★★★★

印象にのこったフレーズ要約

人間はお金を大変重大な関心事とみなし崇拝に近い態度を取る」

「もしお金が何かであるなら、他のすべてのことと同じように物理学の法則に従わなければなりません。物理学の法則は、世の中のすべてのことと同じようにお金についても当てはまります。他のすべてのことと同様、お金は単独では存在しません。他のすべてのことと同様、お金には2つの相反する力が絶えず働いています。」

「よくも悪くもあなたの潜在意識の中に大きく成長していく種をまいています。」

「われわれは自分がふりをしているものになる。だからどんなふりをするか気をつけなければならない。」

「あなたは無意識に予想していることを経験する。」

人生で起こることは意識的に願っていることと必ずしも一致しない。人生で起こる事は無意識に予想してる事とぴったり一致します。」

「満たされなければならない5つの基準。

1今本当に欲しいか

2現実問題として可能か

3誰かが傷つくことにならないか

4リストの他の項目の妨げにならないか

5十分に満足か」

「潜在意識は集団的な現実よりも個人的な現実にエネルギーを集中するほうがはるかに得意です。だから私たちという1人称複数形を使うことをお勧めしない」

アファメーションの1つを選んで繰り返しそれをかく」

「文字をできるだけ読みやすくする」

「書くスペースを小さめにする」

「ときにはアファメーションを1人称から3人称で一巡する」

「想像力を最大限に使い空想する」

否定的なイメージが出たら取り消しと言う魔法の言葉を使う」

「執着を和らげると対象を遠ざける力を弱め欲しいものを手に入る可能性を高めることができる」

「どうしても思い出せない歌の題名があったとする。それを考えるのをやめたとき歌の題名がふと浮かんでくることがある。それが引き離しの法則の例である」

「そんなにたくさんのお金がなくてもやっていけると思えるようになると不思議なことにたくさんのお金が流れてくる」

「大抵の場合収入の1パーセントを与えるだけで充分です」

「悩んだらお金を使う」

「ほとんどの人が生きる準備ばかりして実際に生きていない」

「執着はネガティブであり好みはポジティブである」

「人生最後の日われわれは今まで読んできたことではなく今まで実行してきたことを問われる(トマスケンピスドイツの思想家)」 

 

  実践したい3つのポイント

  1. お金に関する夢を毎日妄想する
  2. コンビニのレジ横寄付ボックスにお金を入れる
  3. 欲しい結果を明確にする

 

 

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法

すべてのお金の悩みを永久に解決する方法