人生はゲームである「『ラットレース』から抜け出す方法」
本書は、1966年の発売以降米国でロングセラーとなっている一冊です。
過去に翻訳本もだされていたようですが、新たに出版されました。
内容的にはスピリチュアル的な考え方の下地がないと理解が難しいかもしれません。
1 私達はすべてである
表現が難しい内容です。
本書では、人が個人として独立しているのではなく、すべては一つの存在であると主張しています。
しかし我々はそれを認識することができない。
それ故に苦しみが生まれているということです。
実際私も「なんとなく」しかわかりません・・
2 人生は神様のかくれんぼである
スピリチュアルな本では同じような表現が良くでてきます。
人は神様の分身で、自分を成長させるために人生を経験しているという考え方です。
人生の目標や未来が予想出来てしまうと人生という遊びがつまらなくなります。
ですから私達は、自分の人生の未来を予想することができないのです。
逆にいえばだからこそ人生を楽しみ、学ぶことができるとも言えます。
3 人は比較することでしか物事を捉えることはできない
世の中がすべて黒色であったとしたら、逆に黒色がどのようなものか教えることはできません。
白色や、赤色、など他の色があるからこそ、黒がどのような色である伝えることができるのです。
そのように考えると、すべての物事は相対的なもので絶対的な価値観などは存在しないことがわかります。
ある意味で比較することは無意味だと気が付きます。
そこになんらかの人生を楽しむ秘訣があるような気がします。
4 まとめ
本書は一読しただけでは理解が難しい本です。
なんとなく重要な事をいっているのはわかるけど、いまひとつピンとこない感じです。
しばらくしてからもう一度読みたいと思う本です。
スピリチュアルな本が好きな人にはオススメです。
翻訳ビジネス書って本当におもしろいですね〜
オススメ度★5つ満点中
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読みやすさ★5つ満点中
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印象にのこったフレーズ要約
根本的には生が遊びであることを知る
実践したい3つのポイント
- 人生がゲームならどのように生きるか考える
- 自分は全体であるということの意味を考える
- 未来がすべてわかってしまったらどうなるか考える